社会運動 No.419 2015年7月発売号

定価:本体700円+税
2015年10月16日書店発売

A5版変型並製 168頁
ISBN978-4-900997-59-2
ブックデザイン:鈴木一誌デザイン事務所

希望の仕組みを提示し、協同と平和を目指して運動する、新隔月刊誌(奇数月中旬発売)

No.419 内容

総特集 戦争への対抗──自衛官・市民の命を守る憲法九条

安倍政権によって解釈改憲・集団的自衛権行使・海外派兵の戦争体制が間もなく確立されようとしている。その最初の犠牲者は自衛隊員とその家族だろう。戦後初の戦争体制にどんな対抗ができるのか? どんな風穴を私たちは開けられるのか? 今こそ、衆知・英知を集め、反戦・非戦の運動の新地平を切り開こう!

ケア 非暴力を学ぶ実践 上野千鶴子
この危機に立ち向かうには──草の根、どぶ板の運動論 辻元清美
変わらない日本と変わっていく沖縄──「琉球共和社会憲法」は自己決定権の潜勢力 仲里効
日本の滅亡について 崔真碩
安全保障についての議論を──対抗的専門家を活用する 小熊英二
アメリカのユートピア  フレドリック・ジェイムソン 田尻芳樹訳
泡の砦 自衛隊文学再論 川村湊
レイシズムと戦争の闇──『九月、東京の路上で』 加藤直樹
護衛艦「たちかぜ」自殺事件裁判──自衛隊の隠ぺい体質と人命軽視の思想 三宅勝久
軍事化とジェンダー 佐藤文香[再録]
民間人にも戦争協力を迫る「戦争法案」──戦争参加業務を拒否するために 吉田敏浩
自衛官と対話するヨコスカ平和船団──順法闘争の徹底化という闘い方 編集部
キャンプ座間を抱える町で戦争反対を──足元の基地問題に向き合う行動家 バスストップから基地ストップの会
オスプレイの横田基地配備に反対──周辺自治体と市民の取組み 福本道夫
平和と「自分はどう生きるのか?」の問い──近代150年の歴史と生活クラブ  岩根邦雄

柄谷行人インタビュー[後篇] 神の国・超自我・非戦について 聞き手=加藤好一
連載 女性作家たちの声[第6回]百年先の未来を決める──辺野古・抵抗の現場から 影山あさ子
連載 商品たちの素姓[第6回]企業の知られていない素顔──武器産業に手を染めている 中野寿ゞ子
連載 世界の協同組合[第6回]語り継ぐ組合員の戦争体験 坪井照子、布施杏子
連載[第5回]祖父と曾祖父の話 津島佑子
連載 メディア遊動日記[第5回] 「主権回復の日」と「屈辱の日」の断層  青木理
連載 「外圧に抗する快感」を生きる社会[4]歴史を過去のことにした報い 太田昌国