2020年5月29日書店発売予定

野崎六助 著

前作を一新する書き下ろし3500枚!
未踏の領域へ到達した北米=世界探偵小説論

ホフマンに遡り、ゾラを発見し、ヴィクトル・セルジュを救出しつつ、ジュネを召喚する……、欧米探偵小説の聖杯の騎士達は言うに及ばず、マヤコフスキー、チャペック、ボルヘス、レム、マルケス……そして数多の日本語文学作家をも包摂した比類なき大著。20世紀の最深部を踏破するライフワーク決定版!
19世紀から21世紀の現在まで、米国、西欧、東欧、ロシアから南米、東アジア、日本まで、時空間を超え、探偵小説の原像と現在像を描ききる。登場する作家1100名余、言及される作品1400作超。

【本文より】
本書を構想し、書きすすめるうちに、ある予感が芽吹き、やがて全身にくまなく確信として行き渡っていったことを、ここに記しておく。
──『北米探偵小説論』とは、ひどくかさばる分量だったとはいえ、本書を用意するための、たんなる一つの[予告篇]にすぎなかった、と。今ようやくにして、われわれは、真に書かれるべき『北米探偵小説論』の本篇に行き当たり、その正路を着実に歩みつつあるのだ、と。
この世界には、探偵小説によってしか解き明かしえない真実がある。解き明かしえない真実は探偵小説の外側にある。外側にある真実を、探偵小説のからくりが、探偵小説内部に組みいれる。優れた探偵小説ほど豊かにその発見にみちあふれている。真実は、人間性の驚くべき内部のみならず、社会を動かす多様な外部にかかわる。
からくりの構造を分析することが探偵小説論の主題となる。探偵小説が暴露する真実は、なぜ探偵小説によってしか解き明かされないのか──。からくりは、循環的な仕掛けをそなえているが、それ自体で完結している。現状では、探偵小説は強固に、その閉鎖系システムのみで通有する専門的議論に囚われ、[密室]化している。[探偵小説をして語らしめて]も、探偵小説以外のことは何も語ることが出来ない、という矛盾にいきつく。密室は閉じられる。閉じられた密室がいったいどこから動力を得てくるのか──。それが大きな謎として残る。
扉を開け放たねばならない。(本文より)


【目次】
北米探偵小説論21 目次

登場人物表

イントロダクション

0・1 探偵小説をして語らしめよ
 0・1・0 密室は閉じられる
 0・1・1 三十年が過ぎた
 0・1・2 〈帝国〉そして帝国
 0・1・3 探偵小説は変わるのか
 0・1・4 あれは長大な予告篇だった
 0・1・5 本書の構成
 0・1・6 マルチチュード、デッド、ゼルプスト
 0・1・7 民主社会への愚かな通念
 0・1・8 翻訳[先進国]から
 0・1・9 殺人の考古学と現象学
 0・1・10 探偵小説の世紀を超えて

0・2 さまざまな国から
 0・2・1 愛蘭土探偵小説の密室講義
 0・2・2 南阿弗利加探偵小説の仮想未来
 0・2・3 氷島探偵小説の融解
 0・2・4 瑞威敦探偵小説の安息
 0・2・5 香港探偵小説の逆走
 0・2・6 越南探偵小説の報復
 0・2・7 沖縄探偵小説の爆裂
 0・2・8 西班牙探偵小説の奈落
 0・2・9 亜米利加探偵小説の進駐

0・3 そして、基地帝国主義からの出撃
 0・3・0 アメリカの分裂
 0・3・1 ふくれ上がる軍事基地
 0・3・2 ポピュリストに乗っ取られた
 0・3・3 戦争は平和だ
 0・3・4 いつでもどこでもグッド・キル
 0・3・5 戦争は映画の一場面
 0・3・6 世界最強の狙撃手
 0・3・7 すべての哀しき帰還兵たち
 0・3・8 神に成り代わってボタンを押す
 0・3・9 戦争と情報を独占する

E・01 『北米探偵小説論』から『北米探偵小説論21』へ

A 北米探偵小説の原像
 A・1 パリ十九世紀首都の遊民探偵
  A・1・1 ポオと殺人の考古学
  A・1・2 死者の代理人バートルビー
  A・1・3 探偵は自己分裂する
  A・1・4 群集と探偵

A・2 英吉利斯探偵小説の黄金
 A・2・1 幽霊の世紀か探偵の世紀か
  A・2・1・0 黄金時代
  A・2・1・1 怪奇クラブの怪─アーサー・マッケン
  A・2・1・2 M・P・シール─加勒比探偵小説の転倒
  A・2・1・3 心霊探偵の始祖─アルジャナン・ブラックウッド
  A・2・1・4 怪奇小説か探偵小説か
  A・2・2 逆説のチェスタトン
  A・2・2・1 すべての木曜は非木曜
  A・2・2・2 殺人の考古学
  A・2・2・3 パラドックスの行方
  A・2・3 呪縛されたコンラッド
  A・2・3・1 群集と密偵
  A・2・3・2 西欧かロシアか

A・3 亜米利加探偵小説の再誕
 A・3・0 群集の人と遊民探偵
 A・3・1 エイリアス・S・S・ヴァン・ダイン
 A・3・2 ハメットの収穫
 A・3・3 エラリー・クイーンの自己教育

E・02 何も怖れるものはない

 A・3・4 もう一人の群集の人 H・ P・ラヴクラフト
 A・3・5 聖杯騎士たちの群れ
 A・3・5・1 さらば花園のチャンドラー
 A・3・5・2 ランデヴーwzウールリッチ
 A・3・5・3 ロス・マクドナルドの暗闇と静けさ
 A・3・6 もう一つの北米探偵小説
 A・3・6・0 探偵小説とジェンダー
 A・3・6・1 暗いマクロイのなかに
 A・3・6・2 回転するハイスミスの静止点
 A・3・6・3 まるでミラーのような
 A・3・6・4 これより先、ミラー領域
 A・3・7 あるはぐれ狼の肖像─ジム・トンプスン

A・4 独逸探偵小説の潜行
 A・4・1 シラーの敗れ去る探偵
 A・4・2 われらが同時代人ホフマン
 A・4・3 ワイマールの夢・ワイマールの広場
 A・4・4 威密探偵小説『M』

A・5 露西亜探偵小説の顕現
 A・5・0 革命と社会的モラトリアム
 A・5・1 ロシアは二〇世紀を変えた
 A・5・2 粛清・暗殺・謀殺
 A・5・3 マヤコフスキー殺し

A・6 日本探偵小説の爛熟
 A・6・0 江戸探偵小説は南北にはじまる
 A・6・1 夢野久作の絶対探偵小説
 A・6・2 乱歩・黒石
 A・6・3 綺堂・乱歩
 A・6・4 青の天使・赤の天使
 A・6・5 そして探偵小説の黄金時代
 A・6・6 『ドグラ・マグラ』の夢
 A・6・7 天使の去った街
 A・6・8 戦時下の避難所

A・7 瑞西探偵小説の封印─フリードリヒ・グラウザー
 A・7・1 シュトゥーダー刑事はわたしだ
 A・7・2 銀行の陰謀・永世中立という神話
 A・7・3 世界は精神病院だI
 A・7・4 外人部隊の千里眼男
 A・7・5 ありえない国スイス

A・8 捷克探偵小説の消えた足跡─カレル・チャペック
 A・8・1 盗まれた足跡
 A・8・2 殺人犯のいない路地
 A・8・3 ポケットにしまった探偵小説

A・9 亜爾然丁探偵小説の幽閉─J・L・ボルヘス
 A・9・1 幽閉された探偵
 A・9・2 探偵小説への遙かなる弔鐘
 A・9・3 ブエノス・アイレスの夢または都市探偵小説の迷宮
 A・9・4 異文・バベルの図書館

E・03 夢のなかに窒息して 442

Z ゾラと二〇世紀の殺人者
 Z・0・1 ゾラの幻視
 Z・0・2 教養主義の時代を過ぎて

Z・1 「実験小説論」とは何だったのか

Z・2 社会主義リアリズム論による敵視
 Z・2・1 虚像の水源
 Z・2・2 ベンヤミンの読み違え
 Z・2・3 ルカーチの公式主義
 Z・2・4 ドレフュス事件とゾラ謀殺説

Z・3 『ジェルミナール』
 Z・3・1 ルーゴン・マッカール叢書
 Z・3・2 悪血の兄弟たち
 Z・3・3 階級闘争の最前線
 Z・3・4 炭鉱ストライキと大破壊
 Z・3・5 不朽の前期プロレタリア小説

Z・4 二〇世紀の殺人者
 Z・4・1 殺人が輪舞していく
 Z・4・2 輪舞の中心人物
 Z・4・3 遺伝的疾患者か未知の人物像か
 Z・4・4 サイコ・キラーの登場
 Z・4・5 殺人者が己れを全うする
 Z・4・6 鉄道世界の一分子
 Z・4・7 機関車が暴走する果てに

Z・5 探偵小説としての『獣人』
 Z・5・1 時代を超えた探偵小説
 Z・5・2 妻を殺す独創的な手口
 Z・5・3 そして殺された妻の逆襲

Z・6 『獣人』の映画的解釈二点
 Z・6・1 ルノワールの『獣人』
 Z・6・2 ラングによる犯罪映画
 Z・6・3 アメリカ式欲望

Z・7 戦後文学という観点
 Z・7・1 パリ・コミューン後文学
 Z・7・2 壊滅へのまなざし
 Z・7・3 肉体は腐乱しても

D 損壊した探偵小説
 D・0 ヨーロッパの戦後・冷戦後

D・1 露西亜探偵小説の混沌─ヴィクトル・セルジュ
 D・1・0 恐慌、複合災害、そして
 D・1・1 生きられた[探偵小説]
 D・1・2 死者の世界
 D・1・3 ヴィクトル・セルジュの生と死
 D・1・4 同志トゥラーエフ暗殺事件
 D・1・5 許されざる歳月

D・2 西班牙探偵小説の亡霊─ホルヘ・センプルン
 D・2・1 スペインの死を視たと言え
 D・2・2 終わりのない自伝
 D・2・3 第二の死という虚構
 D・2・4 スペイン探偵小説一景

D・3 独逸探偵小説の反転─ハンス・ファラダ
 D・3・1 たった[独り]の抵抗
 D・3・2 ヤブロンスキ街の殺人
 D・3・3 盗まれない手紙
 D・3・4 永続する監獄世界

D・4 伊太利亜探偵小説の痙攣─C・E・ガッダ、L・シャーシャ
 D・4・1 メルラーナ街の目くるめく迷擾
 D・4・2 イタリア探偵小説一景

DD 損壊した人間・損壊した言葉─探偵小説の絞殺者たち
 DD・1 記憶せよ、そして、記録せよ
 DD・2 ある意味での自伝作家たち
 DD・2・1 V・E・フランクル
 DD・2・2 エリ・ヴィーゼル
 DD・2・3 ホルヘ・センプルン
 DD・2・4 プリーモ・レーヴィ
 DD・2・5 ヒロシマ
 DD・3 これも人間だ
 DD・4 ショアーとホロコースト産業
 DD・5 プリーモ・レーヴィの死

D・5 仏蘭西探偵小説の凱旋─ジャン・ジュネ
 D・5・0 フランスは凱旋したか
 D・5・1 恋する男根
 D・5・2 ブレストの殺人者
 D・5・3 スワンの家のほうへ

D・6 日本探偵小説の逸脱
 D・6・1 『虚無への供物』への途
 D・6・2 滅びの色は明るいか
 D・6・3 宇宙のごとき私語たち
 D・6・4 『闇の奥』から『日の果て』へ
  D・6・4・1 帝国軍隊にみる累々たる餓死者
  D・6・4・2 大西巨人─ある意味での自伝作家たちⅡの1
  D・6・4・3 野間宏─ある意味での自伝作家たちⅡの2
  D・6・4・4 大岡昇平、石原吉郎─ある意味での自伝作家たちⅡの3
  D・6・4・5 島尾敏雄─ある意味での自伝作家たちⅡの4
  D・6・4・6 梅崎春生─ある意味での自伝作家たちⅡの5
 D・6・5 全体小説『細雪』
 D・6・6 『大菩薩峠』の戦後
 D・6・7 国内亡命者・石川淳
 D・6・8 存在しない密室
 D・6・9 日本探偵小説の諸景
  D・6・9・1 笛を吹く男たち─横溝正史・村上元三・坂口安吾など
  D・6・9・2 指揮棒をふるう男たち─山田風太郎、高木彬光など
  D・6・9・3 帝国の周縁の内から─久生十蘭、橘外男、川端康成、林芙美子、鮎川哲也、日影丈吉
  D・6・9・4 帝国の周縁の外から─陳舜臣、邱永漢、麗羅、野口赫宙

E・04 どこまで話したのだろうか

D・7 瑞西探偵小説の壁龕─フリードリヒ・デュレンマット
 D・7・1 世界は精神病院だII
 D・7・2 ベアラッハ警部の世界
 D・7・3 壁龕の国から

D・8 波蘭土探偵小説の変容─スタニスワフ・レム
 D・8・1 奴らは精神病院を破壊した
 D・8・2 動く屍体、濃霧の倫敦
 D・8・3 ACH! 存在のメタモルフォーゼス

D・9 哥倫比亜探偵小説の予兆─G・ガルシア=マルケス
 D・9・1 予告された殺人の記録
 D・9・2 配達されなかった手紙
 D・9・3 誘拐報道

B ブラック・ノワール─別世界の北米探偵小説
B・1 ここはニガズの国
 B・1・1 アカデミー賞は誰のもの
 B・1・2 映画・小説・音楽の別世界
 B・1・3 黒人文化史概説
 B・1・4 差別語を使うには

B・2 リチャード・ライトの奇妙な休日
 B・2・1 二重性について
 B・2・2 ライトの四〇年代
 B・2・3 ライトの五〇年代
 B・2・4 長いながい夢、その後

B・3 ハーレム警察小説─チェスター・ハイムズ
 B・3・1 異国でハーレム小説を書くこと
 B・3・2 逃げる黒人男
 B・3・3 黒人刑事の生きざまは
 B・3・4 銀の銃と綿花
 B・3・5 ストリートが語る時
 B・3・6 肌の色の薄い黒人女

B・4 シロとクロのモザイク
 B・4・1 ノーモア・ノーモア
 B・4・2 トリック・ベイビー
 B・4・3 ウォーターメロン・マン

B・5 ストリートの暴力天使たちI─アイスバーグ・スリム
 B・5・1 ストリートに生きる
 B・5・2 悪党は女を喰い物にしてのし上がる
 B・5・3 ブラックネスの自己矛盾

B・6 ストリートの暴力天使たちII─ドナルド・ゴインズ
 B・6・1 外道への途
 B・6・2 仕返しこそ生きる証し

B・7 ブラックシネマの時代
 B・7・1 黒人映画はここに始まる
 B・7・2 ポルノに隠したメッセージ
 B・7・3 ブラックスプロイテーション
 B・7・4 デス・ロウ・レコードと2パックの銃撃死

B・8 ニグトンから来た男
 B・8・1 黒人女性作家という存在
 B・8・2 ブラックパワーの時代をふりかえる
 B・8・3 ディープ・サウスのブルース
 B・8・4 白人のつくった探偵小説を逆転する

B・9 もし黒人街が語りだせば
 B・9・1 差別は[豊かな]テーマだ
 B・9・2 リーは成功した黒人映画作家だが
 B・9・3 子供たちはどこに
 B・9・4 ボールドウィンの静かな語り口
 B・9・5 言葉なき者に言葉を

E・05 イエローニグロの来歴について

C 殺人の現象学
C・1 殺人カタログの世紀─コリン・ウィルソン
 C・1・1 英国人は殺人が好き?
 C・1・2 殺人カタログ学という快楽
 C・1・3 連続殺人の探究

C・2 冷血の悪魔を打て─トルーマン・カポーティ
 C・2・1 殺人者に魅せられた男
 C・2・2 名探偵を手玉にとりたい
 C・2・3 殺人者を介して自分を語る
 C・2・4 ヒーローはキラー

C・3 わたしは花火師だ─ミシェル・フーコー
 C・3・1 殺人者が書いた美しいテクスト
 C・3・2 フーコーは核心をつく
 C・3・3 歴史的な殺人という戴冠
 C・3・4 わたしはワトソンでもあるホームズだ

C・4 おれたちみんな殺人者─ジム・トンプスン
 C・4・1 内なる殺人衝動
 C・4・2 アメリカ辺境最深部
 C・4・3 素手で女を殴り殺す男
 C・4・4 君たちのためにおれは書いた

C・5 FBIが探偵小説の書き方を教える時

 C・5・1 ダニエル・キイスに花束を
 C・5・2 人喰いハンニバルが現代のホームズになる─トマス・ハリス

E・00 EASY LIVING メモリアル

G グローバリゼーションの闇の奥
G・00 グローバル世界の探偵小説
G・01 殺人館の殺人─綾辻・シャマラン・トリアー
 G・01・1 かつてこんな時代もあった
 G・01・2 新本格十年・二十年・三十年
 G・01・3 絶対密室はどこにある
 G・01・4 シャマランの逆転密室
 G・01・5 トリアーの二次元密室

G・02 血まみれの子午線
 G・02・1 この[神聖]なる戦争
 G・02・2 麻薬戦争、国境の内と外
 G・02・3 麻薬マネーが世界経済を支える
 G・02・4 カルテルは国境を突破した

G・03 アウシュヴィッツは終わらない─ジョージ・A・ロメロとゾンビ映画
 G・03・1 夜明け前のデッド
 G・03・2 拡大するゾンビたち
 G・03・3 ロメロ前期の三部作
 G・03・4 世界はゾンビの領土に
 G・03・5 生と死の逆転、そして
 G・03・6 実体化するゾンビ資本主義

G・04 北米探偵小説から北欧警察小説へ
 G・04・0 あらゆる国々(?)から
 G・04・1 スウェーデンからの報告
 G・04・2 北欧の現況
 G・04・3 EUからの発信
 G・04・4 ロシアから愛をこめて
 G・04・5 北欧アメリカ派ネスボ
 G・04・6 もう一人の北欧アメリカ派トンプソン

G・05 亜米利加探偵小説の落日

 G・05・1 戦争国家の広報エージェント
 G・05・2 軍事テクノロジーが善である
 G・05・3 冒険サスペンスに収穫はあるか
 G・05・4 元大統領が描くサイバー戦争

G・06 英吉利斯探偵小説の呪縛
 G・06・1 反ソ作家から反グローバリゼーション路線へ
 G・06・2 スパイは二〇世紀的人間か
 G・06・3 冷戦は終わり、スパイ小説が花咲いた
 G・06・4 コンラッドからル・カレへの途

G・07 独逸探偵小説の諧謔
 G・07・1 シーラッハのマジック
 G・07・2 ドイツ探偵小説一景
 G・07・3 亡命者が書き遺した反探偵小説

G・08 以色列探偵小説の報復

G・09 露西亜探偵小説の童心
 G・09・1 外国人に描かれるロシア
 G・09・2 帝政時代のホームズ
 G・09・3 アクーニンの哀しみ
 G・09・4 新生ロシアと警察小説
 G・09・5 内戦そして帝政への逆行?
 G・09・6 収容所国家における警察小説
 G・09・7 KGB方式は終わらない

G・10 大韓民国探偵小説の不在
 G・10・1 分断国家は何を訴えるか
 G・10・2 韓国探偵小説素描
 G・10・3 ポストモダンへの飛躍
 G・10・4 韓国犯罪映画にみるパワー
 G・10・5 キム・ギドクの越境テーマ
 G・10・6 分断があるかぎり
 G・10・7 植民地支配の過去も娯楽ネタ
 G・10・8 在日小説と日本的ヘイト

G・11 約束された国の探偵小説
 G・11・1 八岐のパラレル・ワールド
 G・11・2 ブラッドランドの処刑人
 G・11・3 イスラエル消滅
 G・11・4 グランド・ゼロ

G・12 IT探偵小説のW. W. W.
 G・12・0 情報が世界を支配する
 G・12・1 ようこそ無情の世界へ
 G・12・2 コレガ、人間ナノデスカ?
 G・12・3 ビジネスが自遊空間を制覇する時
 G・12・4 ランド・オブ・ザ・デッド
 G・12・5 世界は探偵小説を必要としているか

E・06 EASY LIVING 現在

書名・作品名索引

人名索引

著者
野崎六助