革命のつくり方

台湾ひまわり運動──対抗運動の創造性

港千尋 著・写真

定価:本体2,200円+税
2014年10月13日書店発売

B6版変型上製 240頁
ISBN978-4-900997-48-6
装幀:間村俊一
写真:港千尋

今年3月に起こり、歴史に残る成功例となった
台湾の学生と市民による代議制政治への対抗運動。
80年代から群衆の反乱を注視し続けてきた港千尋による、
希望の革命の全貌を伝える世界で唯一の現場レポート。これは
民主主義が失効した日本の現状を南から撃つ、群衆の勝利の記録である。
 

2014年3月、台湾で起きた学生による台湾立法院(国会)占拠。国民党政権による中国とのサービス貿易協定の締結強行に端を発したこの事件は、代表制民主主義への危機感を背景にたちまち全土に拡がり、3月30日には台北で50万人規模のデモ、また運動の拡大は台湾第四原発をも建設停止に追い込んだ。この「ひまわり運動」=〝革命〟の現場に立ち会い、立法院の中にとどまりつづけた港千尋による、カラーを含む多数の写真を交えた克明なレポート。非暴力と組織力によって歴史に残る成功例となった、若者たちによる「ひまわり運動」の詳細を記録し、これからの対抗運動の創造的なありかたを伝える希望の書。