社会運動 No.416 2015年1月発売号

定価:本体700円+税
2015年1月17日書店発売

A5版変型並製 144頁
ISBN978-4-900997-53-0
ブックデザイン:鈴木一誌デザイン事務所

希望の仕組みを提示し、協同と平和を目指して運動する、新隔月刊誌(奇数月中旬発売)
 
No.416 内容

【特集】
特集1 共同農場が発する農業力の衝撃
特集1‐1 やさか共同農場(島根県浜田市弥栄町)―四人から始まり、今や地域になくてはならない存在へ
弥栄之郷共同体/やさか共同農場の軌跡―山間地における起業・就農支援・地域づくりの可能性 相川陽一
共同農場の「共同」が意味するもの―共同体から事業へ、そして社会的共同へ 佐藤隆
農村と都市をむすぶ共同農場の可能性 佐藤大輔
ふたつの農場の強みを生かす農業を構築したい 竹岡篤志
国際家族農業年に思ったこと―「農協改革」なるものの真の意図 加藤好一

特集1‐2 能勢農場(大阪府豊能郡能勢町)―生産現場と流通(消費者)が協同する類まれなコモンズ
能勢農場とは―悪くなる社会の中で輝きを増す農場=コモンズ 津田道夫
Kさんと畑仕事をしながら考えてみる 津田道夫
自然の前には人の能力差はちっぽけだ 寺本陽一郎
子牛に関わることの奥深さ 畑邉藍子

特集2 「官民が溺れる排外主義」批判―現代の鬼畜米英論を葬送する
「外圧に抗する快感」を生きる社会―「慰安婦」問題の背景[その一] 太田昌国
反ヘイトスピーチ裁判の原告として 李信恵
日本軍の「慰安婦」と性暴力 渡辺美奈
「慰安婦」問題とは何なのか

【連載】
NAMを語る[第三回]NAMの中で出会った問題 柄谷行人
[第三回]「女作家」が台湾に集まった 津島佑子
メディア遊動日記[第二回]ソウルの書店 青木 理

世界の多彩な協同組合[第三回]小さな協同組合の歩み―生活協同組合「熊本いのちと土を考える会」 本田一幸
商品たちの素姓[第二回]トクホ飲料の正体 中野寿ゞ子
女性作家たちの声[第三回]共に生きることを問い返す―『架け橋 きこえなかった三・一一』 今村彩子

【単発】
追悼 舩橋晴俊先生 田中優子
講演 今、日本が抱える貧困について 湯浅誠

編集後記、次号予告