2015年6月5日発売

中上健次 著

日本近代小説の到達点にして、中上文学の頂点をなす代表作「枯木灘」。秀雄を殺された後の浜村龍造の心理の彷徨を描く「覇王の七日」。中上健次を一気に現代文学のトップランナーに押し上げた、秋幸三部作の必読巻。高澤秀次による84ページに及ぶ最新詳細年譜、奥泉光による渾身の解説、厳密な本文校訂を施して贈る決定版!
 
作家自身による関連エッセイ六篇、片観音口絵に、作家写真と二著の限定版写真。最新年譜、書下し解説25枚、解題等収載。港千尋撮り下ろし写真入り、月報32頁付き。

 


目次
 
枯木灘
 
覇王の七日
 
『枯木灘』─作家が語る名作の舞台
私の文章修業
労働という祈祷と文学
軽蔑したドストエフスキイ
風景の向こうへ─韓国の旅より
大島・田子

  
年譜 高澤秀次
解説 物語の磁力 奥泉光 402
解題─高澤秀次
校異


月報VII 内容
 
上原善広 路地と宿命
蓮實重彦 中上健次論─物語と文学[再録]
江藤淳 文藝時評 昭和五十二年二月[再録]
紀和鏡 夢の回路─中上健次と私[連載6]

「中上健次集」全十巻の概要はこちら