文字の母たち
Le Voyage Typographique

港千尋
B5判変型(天地182mm 左右240mm)上製 112頁
写真 カラー24点、ダブルトーン61点 コラム19頁
ISBN978-4-900997-16-5
定価 3,150円

文字の母たち 世界でもっとも古い印刷所のひとつ、パリ・フランス国立印刷所、秀英体活字を伝える東京・大日本印刷――。いまや絶えようとする活版金属活字の最後の姿をとらえ、文字の伝播の歴史を繙く最新写真集。

ガラモン体に始まるアルファベットをはじめ、楔形文字やヒエログリフ、ギリシア、アラビア、エチオピア、ヘブライ、ジャワ、チベット、そして漢字と仮名……、2006年に閉鎖されたパリ・フランス国立印刷所は、グーテンベルク以降の西欧の活版印刷技術を伝承し、近代から現代に至る活字書体の発展にも大きな影響を与えてきました。また東京・大日本印刷は日本における明朝体金属活字の精華・秀英体を伝えてきました。本書は、パリと東京で撮影を重ね、活字に凝縮された東西文明の交流と最後の職人たちの姿を見事に写しだした類のないフィールドワークです。

【著者】

港千尋 Minato, Chihiro

1960年神奈川県生まれ。早稲田大学在学中にガセイ南米研修基金を受け、南米各国に長期滞在。

1985年より、パリを拠点に写真家・批評家としての活動を開始。1995年より、多摩美術大学に着任、情報デザイン学科教授。2007年、第52回ベネチア・ビエンナーレ 日本館コミッショナーに就任。

【主なコレクション】
フランス国立図書館
東京都写真美術館
グラヴリン市立美術館
ニューヨーク近代美術館アーカイヴ

【主な展覧会】
『赤道』(コニカプラザ、1991 第1回コニカプラザ奨励賞)
『Continental=Drift』(パルコギャラリー東京、1992)
『ヨーロッパ、ヨーロッパ』(パストレイズフォトギャラリー、1994)
『はるかな空の下で』(東京都写真美術館、1992)
『影の境界』(モントリオール文化センター、1995)
『建築デザイン会議』(横浜ランドマークタワー、1995)
『移動する聖地』展(インターコミュニケーションセンター、1998 森脇裕之・ヲノサトルとのコラボレーションによる複合メディア・インスタレーション《記憶の庭》で同年のマルチメディア・グランプリ・アート部門大賞)
『潜在の書』(ITEM/パリ、1998)
『潜在の生』(IDEM/パリ、1998)
『livre latent』(スロヴェニア国立現代美術館、1999)
『世界の木霊』(愛知青少年公園、2000)
『ネットコンディション』(インターコミュニケーションセンター、2000)
『予兆』(パストレイズフォトギャラリー、2001)
『ひとつの山はすべての山』(爾麗美術、2001)
『野生の思考』(東京日仏学院、2001)
『写真160年記念展』(グラヴリン市立美術館、2001)
『サイトsite/sight』展(東京国立近代美術館、2002)
『傾く小屋』展(東京都現代美術館、2002)
『市民の色』(ニコンサロン、2005 伊奈信男賞)
『Augustine』(Photographerユs Gallery、2005)


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