『六月声明』
文書18



《報告7》





「報告7」:

「六月声明世話人会」報告

 7月25日(日)午後3時から7時30分、東大駒場におきまして、六月声明「拡大世話人会」を開催しました。出席者は、石田英敬、西谷修、小森陽一、本橋哲也、岩崎稔、坂元ひろ子、鵜飼哲、駒込武、丸山哲郎、中野敏男、山田広昭、吉田俊実の各氏、それに大学院生、学部生5名の方に出席してもらいました。

 この席で話し合われたことの概要は以下の通りです。

 「国旗・国歌法案」を取り巻く現在の状況を見ると、この法案についての論議ととくに報道は、ある種の飽和状態に達してきた感があります。7月21日の私たちの「国旗・国歌の法制化を問う討論集会」の後、7月23日には、私たちの共同声明の呼びかけ人のうち、小森陽一と石田英敬も個人の資格で加わる形で、七十数名の呼びかけによる「反対大集会」と「デモ」が日比谷野音で行われましたが、共産党、社民党、民主党の一部、労組、市民運動を中心として六千五百人が集まった「古典的な」この集会はほとんどまったく報道されませんでした。とくに22日の衆議院本会議での403対86という大差は、人々にこの法案は成立してしまったと意気阻喪の状態を与えてしまっている感があります。私たちの運動はこれまで約一ヶ月の間、ほぼ毎週何か新しいテーマを提起し集会や国会や世論への働きかけを行ってきましたが、ここにきてやや手詰まり感が出てきています。そこで出された方針は以下のとおりです。

(1)今後の行動:その1

 現在の<自自公>による「議会のクーデタ状態」を糾弾し世論に注意を喚起するために、他の重要法案とくに「通信傍受法」法案に反対してきた知識人・文化人の運動と連携して現在の情勢が示す議会制民主主義の危機を問う議論を国会に突きつける集会を行うことにしよう、そうすることによって、批判の議論の勢いを立て直し参議院での抵抗を促そうという方針が出されました。いまのところ重要法案の審議が山場を迎える8月5-10日ごろに国会議員が集まりやすい議員会館での開催を目処に、国会議員に呼びかけつつ討論集会を行おうということで一致しました。

(2)今後の行動:その2

 現在までの討論集会は、ある政治的メッセージを発信する催しという狙いに基づいており、私たちの共同声明の運動自体について、時間の制約なしに全員で自由に徹底的に論議する機会をもてていません。8月13日が国会会期末なのでそれまでには法案の成否は出てしまいます。この運動も一段落するということです。そこで、今度は全署名者に呼びかけて、政界やメディアは関係なしに、この運動自体を縦横に論じ合う「総括集会」ないし「大討論会」を開くことになりました。日程は8月24日ごろに、会場は東大駒場キャンパスの教室を念頭に行いたいと思います。

 以上二つの集会は、日程を含め細部は詰め切れていませんので、はっきりした予定が決まり次第あらたて連絡いたします。

(3)「共同声明」署名呼びかけの終了と最終集約:

 私たちの共同声明の共同署名の運動は、当初ほぼ6月中の集約を目処に立ち上げられました。その後、皆さんがご存知のように、運動の大きな発展があって、ほぼ1か月集約期間を延長し、署名を一般の人々に開放して募ってきました。署名者は800名をおそらくは越えるものと思われます。もともと署名の数を増やす事自体がこの運動の一義的目的ではありませんし、あまり無限定に署名を継続していてももはや意味はなかろうというのが、25日の拡大世話人会での結論です。そこで、7月いっぱいで共同署名の呼びかけは停止していただくように皆さんにお願いいたします。現在のチェーンメールでの呼びかけは、一挙にすべてのプロセスを停止することのできるようなものではありませんし、せっかく署名を頂いた方の意志を無にするようなことはしたくありませんので、署名の呼びかけ停止後もしばらく集約作業は継続し、8月24日(予定)に企画されている大討論集会の時点で、最終的な署名者リストを完結させ公表したいと思います。

(4)今後の連絡形態:

 すでに「経過報告6」でお伝えしましたように、「署名者リスト」の最新集約結果の公表は、丸山哲郎さんのご助力をえて、

http://www.inscript.co.jp/objection/ob%20index.htm

で、行うことになっています。

 「経過報告」や「呼びかけ」については、今後もしばらくはメールによる発信を続けていく予定ですが、文字化け等の問題がありましたら、上記サイトで閲覧をお願いします。

 以上、報告いたします。 石田英敬

                           



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