若島 正

1952年京都市生まれ

京都大学文学部助教授

小説論、アメリカ文学研究

詰め将棋作家、チェスプロブレム作家、IM(詰めチェス国際マスター)、日本チェスプロブレム協会会長、“Problem Paradise”編集人

 バーセルミの『雪白姫』に、たしか「あなたはどうやって本を読みますか?」という質問事項があった。選択肢は「(1)立って(2)座って(3)寝ころんで」だったか。この線でいくと、わたしならたぶん頻度が多いのは「(2)座って」で、それも「便器にまたがって」ということになる。ヘンリー・ミラーはあるエッセーの中で、「便所で読むとよくわかるのはジョイスの『ユリシーズ』だ」と書いている(どういう意味かわからない方は、『ユリシーズ』をお読みください)。ただし、ミラーの結論は「便所で本を読むなんてせこいことはやめて、出すべきものを出すことに精を出すべきだ」ということなので、そう言われてみるとそうかもしれないと思うが、それじゃいったいどこで読めばいいんだろう? 仕事部屋すら子供たちの侵入を受ける身としては、家の中でおちつける唯一の場所といったらそこしかないのだ。やっぱりこの癖はやめられない。

主な著書

『乱視読者の冒険』(1993年、自由国民社)

『盤上のパラダイス』(三一書房)

『華麗な詰め将棋――盤上のラビリンス』(光文社文庫)

主な訳書

J.P.ランドウ『ハイパーテクスト』(1996、ジャストシステム、共訳)

D.デネット『志向姿勢の哲学』(1996、白揚社、共訳)

ラブキン『幻想と文学』(東京創元社)

ヴィンジ『マイクロチップの魔術師』(新潮文庫)

ストラウヴ『ゴースト・ストーリー』(ハヤカワ文庫)他


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